クランプメーターとは?
2022/05/01
電気工事で使われる専門機器に、クランプメーターと呼ばれるものがあります。
今回は、このクランプメーターとは何かについて見ていきましょう。
クランプメーターの役割
クランプメーターは、非常に重要な役割を持っています。
電流を測る機械
クランプメーターは日本語で「架線電流計」と呼ばれ、電気回路を開かずに電流を測定する計器のことです。
主な使用用途として、電線に適した量の電流が流れているかを調べ、測定するケースが挙げられます。
その他、電線から電流が漏れ出ている可能性がある場合、実際に漏れているのかどうかを調べるためにも使われる電力計器です。
クランプメーターの使い方
電線に正しい量の電流が流れているかを測定する場合、クランプメーターで電線を一本ずつ挟んで測定します。
クランプメーターの先端はペンチのようになっており、これで電線を挟むと、クランプメーターの本体のモニター画面に測定値が表示される仕組みです。
この先端部分をクランプといい、電線が真ん中に来るように挟み、しっかり閉じて測定します。
電流が漏れ出ている場合
電流が漏れ出ている可能性がある場合、停電状態にしてから測定するのが一般的です。
この時に用いる測量計器が絶縁抵抗計で、メガーとも呼ばれます。
クランプメーターは、通電をストップできない状況の際に使用されます。
計測する際は最大レンジから始め、1つずつレンジを落としながら、電流の漏れを慎重に計測していきます。
まとめ
電気の専門家でなければ、クランプメーターを知っている方の方が少ないでしょう。
ただ、近年は自然災害が甚大化し、あちこちで停電が起こりえるためクランプメーターを使用する機会もさらに増えていくかもしれません。
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