受変電設備の重塩害対策はどうしたら良い?
2022/03/01
日本は海に囲まれた国のため、多くの地域である程度の塩害が発生します。
特に海岸に近いいわゆる「重塩害地域」では、受変電設備にもそれなりの対策が必要となるでしょう。
今回は、受変電設備の重塩害対策について解説していきますね。
重塩害地域とは
塩害が発生する可能性のある地域は、その程度によって呼び名が分かれています。
・海岸から2km以内の場所:塩害地域
・海岸から200~500m以内の場所:重塩害地域
・波しぶきがダイレクトに当たる場所:岩礁隣接地域
ある程度海岸から遠い場所は、塩害があると言ってもそこまで重くはありません。
また、岩礁隣接地域に一般の建物が存在することは非常に稀ですから、受変電設備の塩害が問題になるケースは少ないです。
塩害について最も考慮すべきなのは、海岸から200~500m程度の場所に建つ「重塩害地域」の建物です。
どんな対策が必要?
重塩害地域では海風の塩分によって金属が腐食しやすいため、車や家などには特殊な加工が必要です。
特に対処が必要なのが受変電設備で、そのまま放置してしまうと外側だけでなく内側にも塩が入り込ます。
そして中の電気系統に不具合が起きる可能性があります。
重塩害地域に受変電設備を置く場合は、耐塩性の高い素材で設備を覆うなどの対策を行う必要があるでしょう。
まずは業者に相談を
重塩害対策として具体的にどのような対策が必要かについては、電気工事を行う業者にもご相談ください。
有限会社山田工事でもお住まいの環境に応じた重塩害対策プラン作成を行った上で、ご希望に沿った施工をさせていただきます。
まとめ
海の近くは非常に気持ちが良く、居住地や施設の建設場所として人気があります。
しかし海からは塩害という思わぬマイナスを被る危険もありますので、ぜひ塩害対策を忘れることなく、快適な環境を作っていってください。